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レイアウトにリアリティを


 鉄道模型レイアウトやジオラマをつくるとき、みなさんはどんなことを考えますか?

 「東京近郊のドル箱路線にして現代のスター列車をバンバン走らせよう」
 「昭和のひなびた山村の風景にローカル列車を飾りたい」

 こんな風に、好きな車両や風景に合わせて、時代や地域などをイメージするはずです。

 こうしたイメージをもっとふくらませ、他にも細かな設定をして作りこんでいくことで、レイアウトやジオラマのリアリティを高め、説得力を持たせることができると思います。

 例えば方角を決めれば、家々の窓が概ね南側に向いた街並みができるでしょうし、鉄道沿線の主要産業を設定すれば、駅周辺の倉庫や貨物ホームの雰囲気、留置される貨車の種類などに方向性がでてきます。

 模型なんだからあまりこだわらずイロイロやるという考え方もあるかもしれませんが、細かな設定を考えるのはけっこう楽しく、考えるだけならお金もかからないので頭の中だけで限りなく遊べます。

 なにより、路線や通る町の名前などをしっかり決めると、どこかの名もない鉄道を作るより愛着も湧いてきます。

 そんなわけで、これから建設しようとしている私のHOレイアウトの舞台を設定してみました。


レイアウトの舞台設定


 ときは、昭和40年代中頃。
 ところは、羽前と羽後のはざまに広がる「羽中」地方。

 その主要都市「大和」周辺に展開する国鉄線と地方私鉄線。

 路線名は、名づけて「国鉄羽中線」・「大和電気鉄道」(こくてつ うちゅうせん・やまとでんきてつどう)です。

羽中国マップ

 ン?なんか聞いたことあるような…波動砲でも撃つ気か?という感じですが、いたってマジメです。

旅情


 鉄道の魅力は旅情だと思います。
 それを目の前で好きな時に感じたくて、途方もない手間がかかるレイアウト着工を決心したのです。

 思い浮かべているシーンはこんな感じです。

 ~ ここは、羽前と羽後の狭間に広がるノスタルジックな仮想空間 「 羽中 」 ~

 日本海を望み、その姿の美しさから「出羽富士」とも呼ばれる霊峰鳥海山のふもとに広がるこの国では、国鉄羽越本線がなぜか「羽中線」と名を変えて海岸に沿って走り、中心都市「大和」には優等列車も停車します。
 大都会と直接つながる「羽中 大和駅」のホームでは、日常の通勤・通学風景だけでなく、希望に満ちた未来を信じて旅立つ人や、都会を離れ懐かしい故郷に戻る人など、小さな別れや再会のドラマも日々繰り返されています。

 大和から内陸に向けては、門前町「禅宝寺」や羽中の奥座敷「湯多川温泉」までを、青龍寺川の堤防沿いに「大和電気鉄道」がのんびりと結んでいます。
 かつて舟運で栄えた青龍寺川沿いの古い集落は、主要交通が舟から鉄道へと変わり、さらにモータリゼーションの激しい波に翻弄される中ですっかり廃れ、枯れた街並みを細々と走る「大和電鉄」とともに静かに時代の遷り変わりを見守っています。

 6月のある日のこと。
 前日の夕方に大阪を発った寝台特急日本海は、長旅の果てに漸く国境のトンネルを抜け、懐かしい顔が待つ大和まであとわずかに迫っています。
 深い海の青を左に見ながら、朝焼けに照らされた第一最中川橋梁を轟音と共に渡る頃、すでに車内では ―――

 な~んてことを考えてると、イメージが膨らみ旅情が湧いてきます。
 シーナリーを構成していくうえで、こうしたイメージを持っているのといないのとでは、魅力あるシーンづくりに大きく影響するのではないでしょうか。


レイアウトのモデル


 完全な空想だけでリアルなレイアウトやジオラマをつくるのは難しいと言うより不可能ではないでしょうか。
 実物の路線や風景をモデルにすることで、よりリアリティの高いものができると思います。

 私のレイアウト構想も、実際の鉄道や街並みのイメージから好きなものを寄せ集めて構成されています。

 「国鉄羽中線」は羽越本線の村上-三瀬間のイメージ。その中でも「笹川流れ」と呼ばれる風光明媚な区間からイマジネーションを得ています。

 「大和電気鉄道」の雰囲気は、概ね新潟交通電鉄線をモデルとしています。
 新潟交通が走る中之口川の堤防沿いには、なんと平成10年頃まで実際に電車が走る奇跡的な風景がありました。
 沿線集落の家並みには今もなお昭和の面影が残っています。
 そして車両や駅名は、私のふるさとを走っていた庄内交通電鉄線のイメージにする予定です。こちらは昭和50年代に廃止されました。

 大和電気鉄道は社紋も設定しました。
 これです。
社紋
社名・社紋決定の経緯

 地名や駅名なども実物から拝借してます。

 いくつかオリジナルの名前も考えたりしましたが、思い入れが強すぎたり、洒落っ気が出たりして、時間が経つとなんかウソくさく感じて変えたくなってしまいます。

 実物の名前を借りると、実際に自分が知っている名前ですから違和感がなくなります。

 「羽中」は、旧国名で陸中・越中・備中はあるのに、出羽の国には「中」がないことに気づき、いただきました。
 その他の地名や河川の名前は、私のふるさと庄内に実在する名前をもじったものか、あるいは実名そのままのものもあります。

――― 名称とよみ方 ―――
羽中(うちゅう)  羽中線(うちゅうせん)
大和(やまと)   羽中大和駅(うちゅう‐やまとえき)
禅宝寺(ぜんぽうじ)  七窪(ななくぼ)
湯多川温泉(ゆたがわおんせん)  湯ノ崎(ゆのさき)
最中川(もなかがわ)  青龍寺川(しょうりゅうじがわ)
加茂港(かもこう)


 ただ、「大和」という街の名前だけは具体的モデルがないのですが、ありがちな名前なので問題なくなじんでます。
 これは以前こじつけで命名した地方私鉄の社名がもとになっています。
 なお、故郷に「大和交通」(だいわこうつう)というタクシー会社があった(今もあるか不明)ので、これとダブるため「やまと交通」でなく「やまと電気鉄道」にしたという経緯もあります。


知っている時代・風景・生活を表現する


 鉄道模型レイアウトでは、長~い線路の周囲全体に及ぶ「世界」を表現する必要があります。
 
 風景の一部を時間を止めて切り取るジオラマなら、写真で見ただけの風景を作ることもできそうですが、広い範囲のすべてを表現しなければならないレイアウトでは、自分が経験として知っている時代・風景・生活を再現するのが無難だと思います。

 私の場合、知らない国や時代をテーマにするのは、ディティールのイメージが持てないのでムリです。
 この考え方では、「外国型」や「蒸機時代」の選択が難しくなりますので、あくまで「私の場合」の考え方ということでご了承を。

 現役蒸機が牽く列車にも乗りましたが、幼すぎた(3歳くらいまで)ため役にたつ記憶がありません。
 なお、この考え方の根底には、高価すぎて手に入らない蒸機モデルへの「ひがみ」もあることを告白します。
 

レイアウト ジオラマ建設計画 次回へ
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羽中線 橋梁セクション 建設状況



ご覧いただきありがとうございました。

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2010.01.09(07:57)|レイアウト ジオラマ 建設計画コメント(4)トラックバック(0)TOP↑
初めてコメントさせていただきます
こんにちは

いつもブログを拝見させていただいております。Por6071と申します。

この度のレイアウト起工、おめでとうございます。

私は2年ほど前から復帰した出戻り組で、昨年NからHOへ軸足をシフトさせた形です。

現在自室にてHO周回線を設置しようと企んでいます。浮き草のような身分ゆえ、こちらのブログのような立派なモノには到底及びませんが、参考にさせていただきながら自分も頑張ろうと思っている次第です。

またコメントさせていただくかもしれませんが、よろしくお願いします。

今後とも楽しい記事を期待しております。
From: Por6071 * 2010.01.09 08:35 * URL * [Edit] *  top↑

Re:Por6071様
はじめまして。
といっても初瀬春日様のブログコメントを通じて存じておりました。
復帰2年であんな作品を作られるとはすごいですねぇ。私は車両工作からっきしなので、できる人は羨望の的です。

私のレイアウトは理想ばかり高くて規模も大きくなりすぎ、果たして本当にできるのか…やれやれです。

今後ともよろしくお願いいたします。
From: genchichi * 2010.01.09 09:00 * URL * [Edit] *  top↑

こんにちは
いよいよ本格着工ですね。おめでとうございます。

上のコメントにあるように、Por6071様との出会いに
私のブログがお役に立てたとすれば、大変嬉しいです。
それぞれ作風や方向性は違っても、同じ工作派として
これからもよろしくお付き合いいただきますよう、
お願いいたします。

今回の記事のような架空鉄道の設定を考えるのは
本当に楽しいですね。
国鉄と地方私鉄の乗り換えというのがいいですね。

勝手なお願いですが、国鉄本線のしっかりした軌道と、
地方私鉄のヘロヘロの線路の違いを表現していただくと
嬉しいです。
From: 初瀬春日 * 2010.01.10 09:34 * URL * [Edit] *  top↑

Re:初瀬春日様
本格着工などと言われると恥ずかしいです。
私は模型以外も含めてあちこちに寄り道ばかりで、練習として作っている組立式レイアウトの完成さえおぼつきません。
セクション「田植えの里」を短期落成された集中力と手際のよさには本当に敬服したします。

国鉄と私鉄の線路状態の違いは、ぜひ表現してみたいと思っています。ただ、本当にそこまでいけるのか?と自分でも半信半疑で、ある程度の形にするだけでも10年スパンの取り組みが必要と覚悟しています。

最近本当に生きているうちにできるのかという疑問が頭を離れません。人生の短さを感じてしまいます。
From: genchichi * 2010.01.10 11:16 * URL * [Edit] *  top↑

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