低価格で作る自作ポイントマシン。
レイアウトに設置した1号機が不調で、作り直しの必要が出ていました。
今回は、本番のレイアウト用に考えた量産型仕様にしてみたので、自作ポイントマシンの完結編としてご紹介します。
これです。

見た目は悪いですが、動作は確実で満足できるものになりました。
試作1号機、2号機からの改善点は次のとおりです。 改善点
1.シャシーを木材にして各部品の取り付けをビス方式に変更
(試作機はプラ板シャシーに瞬間接着剤固定で信頼性がイマイチ)
2.市販L型金具を折り曲げて使い、ボルト軸受け兼ベースへの取り付け金具とした
(プラ材の耐久性不安の解消)
3.シャシー下面にピアノ線で支点を取り付け
(試作機ではベース側に支点を付けていた)
2のL型金具使用で、製作単価が上がってしまいましたが、1台500円の線は超えていないので目標は達成しました。
ただ、プラ材で作ったものと比べると、騒音が大きくなってしまいました。ボルトの軸受けに金属を使ったことで反響しやすくなったようです。
3の支点(ポイントとマシンを結ぶロッドの支点)取り付けがすごく重要です。
これまで、ベースボード側に支点を付けていたので、支点の位置とマシンの位置を別々に調整しなければならなかったのですが、マシンと支点を一体化したことで調整がとても楽になりました。
このマシンの回路図も再度掲載します。

マシン機構は特段めずらしくないですが、この回路が、1台あたりの単価と作る手間を低減させるミソだと思っています。
詳しくはこの記事をご覧ください。
ちなみに、マシンをレイアウトに設置したところ不思議なことが起こりました。
今作っている組立式レイアウトのAブロックでは、2つのポイントマシンを並列につなぎ、トグルスイッチ1つの操作で2つ同時に切り替えられるようにしました。回路図の上半分が2組ある状態です。
この方法だと、一方が早くポイントが切り替わり回路が切断されても、もう一方が同じ状態になるまで両方とも動き続けるのです。
止まるべきところで止まらないのは危ないので、2つの可動範囲をほぼ同じに調整して問題ないレベルにしましたが、とても不思議です。
分かる人には当たり前のことだとしても、電気に弱いので理由を考える気にもなりません。
なお、スイッチとマシンを1対1にすれば、こんなことは起こらないのではないかと思います。
今回作ったこのマシンを1号機と入れ替え、ポイント切り替えの信頼性はほぼ完璧になりました。
レイアウトに設置しました(表から見てもわかりませんね)。

ポイントマシンを自作する(その1)概念図
ポイントマシンを自作する(その2)心臓部のテスト
ポイントマシンを自作する(その3)新機構のテスト
ポイントマシンを自作する(その4)ここがミソ
ポイントマシンを自作する(その5)1号機完成
ポイントマシンを自作する(その6)2号機完成
自作ポイントマシンをレイアウトに設置する
番外:ポイントとポイントマシンのリンク
レイアウトに設置した1号機が不調で、作り直しの必要が出ていました。
今回は、本番のレイアウト用に考えた量産型仕様にしてみたので、自作ポイントマシンの完結編としてご紹介します。
これです。

見た目は悪いですが、動作は確実で満足できるものになりました。
試作1号機、2号機からの改善点は次のとおりです。 改善点
1.シャシーを木材にして各部品の取り付けをビス方式に変更
(試作機はプラ板シャシーに瞬間接着剤固定で信頼性がイマイチ)
2.市販L型金具を折り曲げて使い、ボルト軸受け兼ベースへの取り付け金具とした
(プラ材の耐久性不安の解消)
3.シャシー下面にピアノ線で支点を取り付け
(試作機ではベース側に支点を付けていた)
2のL型金具使用で、製作単価が上がってしまいましたが、1台500円の線は超えていないので目標は達成しました。
ただ、プラ材で作ったものと比べると、騒音が大きくなってしまいました。ボルトの軸受けに金属を使ったことで反響しやすくなったようです。
3の支点(ポイントとマシンを結ぶロッドの支点)取り付けがすごく重要です。
これまで、ベースボード側に支点を付けていたので、支点の位置とマシンの位置を別々に調整しなければならなかったのですが、マシンと支点を一体化したことで調整がとても楽になりました。
このマシンの回路図も再度掲載します。

マシン機構は特段めずらしくないですが、この回路が、1台あたりの単価と作る手間を低減させるミソだと思っています。
詳しくはこの記事をご覧ください。
ちなみに、マシンをレイアウトに設置したところ不思議なことが起こりました。
今作っている組立式レイアウトのAブロックでは、2つのポイントマシンを並列につなぎ、トグルスイッチ1つの操作で2つ同時に切り替えられるようにしました。回路図の上半分が2組ある状態です。
この方法だと、一方が早くポイントが切り替わり回路が切断されても、もう一方が同じ状態になるまで両方とも動き続けるのです。
止まるべきところで止まらないのは危ないので、2つの可動範囲をほぼ同じに調整して問題ないレベルにしましたが、とても不思議です。
分かる人には当たり前のことだとしても、電気に弱いので理由を考える気にもなりません。
なお、スイッチとマシンを1対1にすれば、こんなことは起こらないのではないかと思います。
今回作ったこのマシンを1号機と入れ替え、ポイント切り替えの信頼性はほぼ完璧になりました。
レイアウトに設置しました(表から見てもわかりませんね)。

ポイントマシンを自作する(その1)概念図
ポイントマシンを自作する(その2)心臓部のテスト
ポイントマシンを自作する(その3)新機構のテスト
ポイントマシンを自作する(その4)ここがミソ
ポイントマシンを自作する(その5)1号機完成
ポイントマシンを自作する(その6)2号機完成
自作ポイントマシンをレイアウトに設置する
番外:ポイントとポイントマシンのリンク