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 ジオラマの作り方に特に決まりはありませんが、自分が実践している方法をご紹介していきます。
 今回は地形の作り方についてです。

 ここでご紹介するのは、地面の下にある「地面の芯」のようなものをどう作るか、具体的な工作方法よりも考え方を中心に、また、鉄道模型のレイアウトのように、比較的広い範囲の地形を表現することを想定した内容です。

 「地面の芯」は最終的に全部隠れてしまうので、材料や作り方は適当で構わないと思いますが、その反面、ジオラマ全体の方向性を決定付ける重要な工程でもあります。

 ジオラマをつくるとき、つい、見た目に面白い「派手な」地形にしたくなってしまいます。
 現実にもそうした地形はありますが、でも・・・
 経験上、あまりにも特徴のある地形を作ってしまうと、それによって制限されることが多くなるほか、飽きてしまうことが多いように感じます。
 そのため、自分でジオラマを作るときは、なるべくありふれた自然な地形になるよう心がけています。


自然な地形を考える


 自然な地形にするため、次のことを心がけています。

1.急斜面を作らない
 自然にできた土の地面にはあまり急な斜面はなく、30°程度でもかなりの急斜面です。また、人の手で土盛りされたものでも、45°程度が限界だと思います。
 どうしてもこれ以上の角度で高低差を稼ぎたい場合は、コンクリートの土留めなどを表現するしかありません。
 垂直に近い岩の崖にする方法もありますが、身の回りの風景で、自然の岩がむき出しになった崖はあまり見られません。山岳地帯や海岸線など、限られたシチュエーションでしか使えないでしょう。

2.説得力をもたせる
 プラレールなど、子ども向けの玩具では「トンネルの形をした山」がよく見られます。トンネルを作るための山です。
 現実の世界で線路や道路を建設するとき、こんな山は丸ごと切り崩されてしまうでしょうし、同じように、橋を架けたいがためにあるような小さな池も、実物なら埋め立てられるか迂回されてしまうでしょう。
 好きな風景を表現するためには模型的なデフォルメは必要ですが、なぜトンネルを掘ったのか、なぜ橋を架けたのかなど、疑問や違和感の少ない説得力のある地形にしなければなりません。
 
3.盛り込みすぎない
 1つのジオラマベース上に表現したいものすべてを盛り込むと、ムリが生じやすくなります。
 特に、相性の良くない地形どうしを近くに配置すると、実際の世界では考えにくい風景になったり、どちらもこじんまりと中途半端なものになったりするので、なるべく、どれかを諦めるようにしています。
 また、ジオラマベースの外側につながる風景をできるだけ具体的にイメージしながら作ることで、広がりのある自然な地形になると思います。一部の表現から、より広い範囲を連想させることは、とても重要だと思います。
 

「地面の芯」の材料


 地面の芯は何で作っても特に問題ありませんが、ジオラマの重量を減らすためなるべく軽く作るべきで、入手や加工のしやすさなども考えると、発泡スチロール以上に適している材料はないと思います。
 いろいろな発泡スチロールがある中でも、地盤にある程度の強度を持たせるため、最近は比較的硬い発泡スチロールを使うようになりました。その方が、後で樹木や電柱などを植え込む際に有利です。

 具体的には、「スタイロフォーム」や「カネライトフォーム」といった商品を使っています。
 これらは建築用の断熱材として市販されているもので、カッターナイフで簡単に切削できるうえに、断面の細かな気泡に木工用ボンドがしっかりと食いつくため、とても扱いやすい材料です。
 また値段も手ごろです。


地形の作り方


 じっくり考え、作りたい地形が決まったら、発泡スチロールで大まかな形を作っていきます。
 大きく分けて2つの方法を使い分けています。

1.積層型
 発泡スチロールの板を、地図の等高線のようにカットして積み重ねていく方法です。
積層型の例
 中まで詰まった地面ができあがるため、削って低くすることも簡単にできます。
 この方法は、比較的平坦な地形を作るときに適していると思います。

2.ハリボテ型
 地形のアウトラインを作り、中はほとんど空っぽにする方法です。 
ハリボテ型の例
 ハリボテ型は、ある程度起伏が大きい地形を作るときに適していると思います。

 なお、写真は途中の状態で、このあと発泡スチロールの板と板の間をふさぎます。
 ふさぎ方は、丁寧に発泡スチロールの端材を接着して埋めていく方法のほか、金網をかけたり、ボール紙の帯を適当に張り巡らせるなど、なんでも良いと思います。
 どんなやり方にしろ、単調でないランダムな凹凸ができるよう気をつけてます。


 他にもいろいろな方法があると思いますが、重くならないよう気をつければ、方法は特に重要ではないと思います。
 実際私も、カップラーメンの容器を伏せて芯にしたり、その時々で気ままに作っています。



前回 : ジオラマの作り方(1) ジオラマベース


ご覧いただきありがとうございました。

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2011.03.03(16:08)|レイアウト ジオラマの作り方コメント(3)トラックバック(0)TOP↑
なかなか興味深い連載記事を楽しませてもらっています。

スペースの外に広がる風景を意識することということは
現実感をもたせる上で非常に重要だと思います。

最近ではそういう作り方をする作品が多く見られますが、
趣味誌の記事や、ミリタリーなど他分野からの影響が大きかったと
思っています。
From: 初瀬春日 * 2011.03.04 08:45 * URL * [Edit] *  top↑

Re:初瀬春日様
コメントありがとうございます。

このシリーズを始めたのは、制作記でいちいち考えたことを書いていると文字数が多くなり大変なので、考え方は全部ここにまとめ、普段の記事ではできるだけシンプルにやったことだけを書いていこうという目論見です。

「風景の一部を切り取った」という感じにするには、構造物などをあえてエッジラインでカットしたりすることが効果的(両刃の剣でもあります)ですが、考えてみれば、たしかにミリタリー業界で昔から見られた手法かもしれません。

 鉄道模型の場合、基本的にレールは連続させなければならない制約があるので、ミリタリージオラマほど自由がきかない面もあると思います。
From: genchichi * 2011.03.05 10:27 * URL * [Edit] *  top↑

アミュウズメント
太字の文すごすぎじゃね!
From: 宴太郎 * 2012.03.26 10:11 * URL * [Edit] *  top↑

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